若手育成の現場から。 Web版 #3 講師に聞く!若手育成のやりがいとは? 電気編
2023/02/24
社員インタビュー
研修
テコ通
技術センター
教育
社員インタビュー

コンピューター開発 10 年、電気設備開発・設計施工10年、システムエンジニア(SE)10年、電気設備施工管理 5 年
2017年10月より技術センター講師に着任(現在は主任)
担当研修
- 基礎研修(土木以外)
- 初級・中級技術研修(電気)
- 管理社員研修(電気)
- 外販研修(電気)
- 低圧電気取扱業務特別教育
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当時の就業先で若手社員への教育を担当することになったのがきっかけで技術伝承に興味を持ち、社内でも若手の教育制度が必要なんじゃないかと考えるようになりました。企画書を作成して当時の支店長に進言したところ、ちょうど技術センターを立ち上げる計画があるということだったので、講師になりたいと立候補しました。その時は社内公募をしていたわけではなかったのですが、タイミングよく異動できて良かったです。
私は電気が専門なので、建築の講義や実習をするために講師になってから勉強しました。別の講師の講義を動画に撮って真似をしたり、トータルステーションの据付もこっそり練習しました、笑。講義では現場のイメージができるように経験談を伝えるようにしていますが、建築の経験がないのはしょうがないので、他の講師や経験者に聞いた話を盛り込んでいます。
コミュニケーションを取りながら伝える
講師としてただ技術を教えていれば良いわけではありません。テキストをそのまま読むのではなく、コミュニケーションを取りながら、いかに相手に伝わるかを考え、研修を進めるというところが大変でもあり、やりがいだと思います。特に未経験者の場合、最初に必要なのはコミュニケーションと熱意だと思うので、講師と研修生のコミュニケーション、同期同士のコミュニケーションやチームワークを深めながら研修を進めるようにしています。特に実習は工程を確認しながら時間内に終了させる訓練でもあるので、チームワーク良く進める必要があります。講師としてフォローしきれずに悔しい思いをしたこともありますが、次はフォローできるように自分が成長していくしかないですね。
研修後も何かあれば頼って欲しい
基礎研修を受講した社員には必ず連絡先を伝えるようにしています。1か月程度の関わりですが、縁があって関係性ができているので、研修後も何かあれば頼って欲しいと思っています。実際に技術的な相談もあれば、現場での愚痴や人間関係などの深刻な悩みを聞くこともあります。話を聞いて自分なりにアドバイスをした後に「実践したらうまくいきました!」と嬉しそうな報告をしてくれると、私も嬉しくなります。
技術的なことはもちろんですが、それ以外にも悩んでいることや現場で相談しづらいことがあれば何でも相談して欲しいですね。支店の担当者とも少し違う立場で話を聞ける存在でありたいと思います。業務の調整も必要ですが、状況が落ち着いたら直接現場に訪問して話を聞きたいなと思っています。
電気担当として三相モーター制御盤を自作
電気担当として低圧電気取扱業務特別教育や初級・中級技術研修(電気)を担当しています。つい最近、初級技術研修の実習用に三相モーターの制御盤を自作しました。

現場では、基本的に業者の方が設定等をおこないますが、電気の施工管理者としては回路図をきちんと理解して、施主さんへの説明時などに対応ができるようにしておかなければいけません。初級技術研修では、回路図の読み方について学習し、実習では回路図を渡して、指示通りに動かせるかどうかの訓練をおこないます。きっかけはお客様の声でしたが、こんな風に研修をブラッシュアップしていけるのも、やりがいの一つだと思います。
未経験採用について
建設業界未経験者、経験の浅い若手技術者を積極的に採用しています。現場就業前の基礎研修はもちろん、就業後の専門技術研修や資格取得支援制度など、スキルアップできる環境を整えています。
建設業界に興味のある方、新しいことにチャレンジしたい方は下記リンクより採用情報をご確認ください。
https://www.technopro-construction.com/recruit
中途採用エントリーはこちら(応募に関するお問合せもお気軽にご連絡ください)
https://www.technopro-construction.com/recruit/career_entry
教育・研修事業について
建設業界にとって「戦力になる、戦略になる。」存在を目指すテクノプロ・コンストラクションでは、建設業界全体の人材不足や人材育成の重要性を充分に認識し、2017年に研修施設「技術センター(東京・大阪)」を開設しました。建設業界未経験者や経験の浅い若手技術者を積極的に採用・育成し、技術センター開設以来700名以上の若手技術者を建設現場へと送り出しています。また、現場配属後も定期的にフォローアップ研修を実施し取引先の大手建設会社、大手設備会社等で施工管理者として活躍しています。(2022年6月末時点)
このノウハウと実績を基に、社内のみならず建設業界に携わる若手技術者に向けた施工管理者養成研修事業を展開しています。
詳細は下記リンクよりご確認ください。
https://www.technopro-construction.com/training